開催概要
今、「食」や「農」に関わるさまざまなサステナビリティ課題が注目されています。
世界では毎年、食料生産量の3分の1が消費されずに廃棄されている一方で、現在、8億人が飢餓状態にあると言われています。2050年には、世界の人口が97億人に到達すると予想されており、気候変動による異常気象や気温上昇が、農業・水産業などの食料生産に大きな影響を与えるなか、世界的な食料危機が危惧されています。
また、日本の食料自給率は先進国中最低の水準であり、食料安全保障に課題を抱えています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大やウクライナ危機をきっかけに、食料生産・調達・流通のサプライチェーンリスクも浮き彫りになっています。
これらの多くの「食」の課題を解決するためには、各企業・官民で連携し、一丸となり解決に取り組む必要があります。本イベントでは、「食のサステナビリティ共創・協働」をテーマに、さまざまな取り組み・協働事例を発信するとともに、「食」の課題の認知向上と、「食」の課題の解決に寄与する機会の提供を目指します。
関藤 竜也
株式会社クラダシ 代表取締役社長
- タイトル「食のサステナビリティ共創・協働」フォーラム
- 日時2022年10月26日(水)12:30~18:00(予定)
- 会場室町三井ホール&カンファレンス (オンライン配信)
- 参加費無料(定員500名予定)
- 主催株式会社クラダシ
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対象食品関連企業にお勤めの方、SDGsやサステナビリティ、地方創生や食品業界の
DXに取り組まれている等、「食のサステナビリティ」というテーマに関心のある方
※ 途中入退室自由、時間変更の可能性があります。
※コロナウイルス感染拡大によりオンライン配信の開催のみとなる場合がございます。
キャンペーン 1
クーポンプレゼント!
イベントにご参加いただきアンケートにお答えいただいた方へ
「Kuradashi」で何度でも使える3%OFFクーポンをプレゼント!
キャンペーン 2
お楽しみ!展示エリア
フォーラム会場ではネットワーキングや展示ブースなども
お楽しみいただけます。
講演プログラム
オープニングトーク
関藤 竜也
株式会社クラダシ
代表取締役社長
農・食とパーパス経営
基調講演(12:35-13:05)
農・食とパーパス経営
農と食のサステナビリティが、世界的な課題として注目されています。本講演では、農と食の課題解決に本気で取り組むうえで、なぜあらためて「パーパス経営」が求められるのか(Why)、そしてそれをいかに実践するかについて(How)、具体的な事例を交えながら論じたいと思います。
名和 高司 氏
一橋大学ビジネススクール客員教授
京都先端科学大学教授
パネルディスカッション(13:05-13:55)
スープストックトーキョー・ブルーボトルコーヒーに聞く サステナビリティ経営
「世の中の体温をあげる」が企業理念のスープストックトーキョー、「美味しいコーヒーと世界をつなぐ」をヴィジョンとするブルーボトルコーヒー。日本で愛されるブランドを確立している2社のサステナビリティ経営戦略や取り組み、共通するパーパスについて掘り下げていきます。
江澤 身和 氏
株式会社スープストックトーキョー
取締役副社長 兼 人事本部長
伊藤 諒 氏
ブルーボトルコーヒージャパン合同会社
ジェネラル・マネージャー
[モデレーター]
河村 晃平
株式会社クラダシ
取締役執行役員CEO
食品ロス問題及びその対策について
基調講演
食品ロス・リサイクルの現状と農林水産省における取組について
農林水産省では食品事業者から発生する食品ロスの削減・リサイクルの推進に取り組んでいます。食品ロス・リサイクルの現状・課題や、2030年度までの事業系食品ロス半減目標の達成に向けた施策として、商慣習の見直しや、フードバンク活動の推進、消費者啓発の取組等について説明するとともにリサイクル推進の取組を説明します。
森 幸子 氏
農林水産省
外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室 室長
SCM・DXによる食品ロス削減等
企業講演(14:35-15:05)
1店舗あたり月間約50㎏の食品廃棄削減を実現!
需要予測とAIが実現する食品ロス削減事例とDCM構想
株式会社シノプスは「世界中の無駄を10%削減する」を目標に、30年以上在庫最適化に取り組んできました。食品ロス削減が注目される中、需要予測とAI技術により小売店舗の食品ロス削減に貢献しています。また小売店舗を起点としたDCMの実現に向けた取り組みを最新事例を交えてご紹介します。
岡本 数彦 氏
株式会社シノプス
取締役
企業講演(15:05-15:25)
映像分析による売り場の見える化で食品ロス削減へ挑戦
これまでは、POSデータからお店の分析をするのが主流でしたが、最近ではさらに映像分析による売り場の見える化が始まりつつあります。売り場が見える化されることにより、総菜や弁当などの仕込み過ぎが減らせる可能性があります。当社の最新ソリューションを紹介させていただきます。
石井 健一 氏
NEC
スマートリテール統括部 ディレクター
企業講演(15:25-15:40)
食品ロスの低減と紙の削減で実現する、食と事業のサステナビリティ
株式会社カミナシでは「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに掲げ、デスク以外の現場で働くノンデスクワーカーの3900万人に焦点を当て、働き方の変革をサポートするプラットフォーム「カミナシ」を開発しています。「カミナシ」の利用によって現場で使われる紙を減らす、製品の品質を上げることによって必要以上の食品ロスを減らすことを実現しているユーザー様の声をご紹介しながら、今後の未来像についてお話します。
宮城 徹也 氏
株式会社カミナシ
執行役員VPoCS
フードテックによる食のイノベーション
企業講演
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。
微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)はワカメやコンブと同じ藻の一種で、栄養価が高く CO2 を吸収することから、食料問題、エネルギー問題、地球温暖化の解決など様々な観点から注目を集めています。株式会社ユーグレナは、絶対に不可能と言われてきたミドリムシの食用屋外大量培養に 2005 年に世界で初めて成功し、ミドリムシの産業利用を進めています。またミドリムシが含有する油脂がバイオ燃料に適していることから、バイオジェット燃料の研究開発も行っております。株式会社ユーグレナは 2014 年 12 月 3 日、東京大学発ベンチャー企業として日本で初めて東証一部に上場しました。講演では起業を思い立ってから、上場までの軌跡、今後の未来像についてお話し致します。
出雲 充 氏
株式会社ユーグレナ
代表取締役社長
地域における食のサステナビリティの取り組み
基調講演(16:30-17:00)
徳島市における取り組み
徳島市は消費者庁の「新未来創造戦略本部」が徳島県庁内に設置されていることもあり、エシカル消費やフードロス等、食のサステナビリティを考える機会が多いまちです。今回の講演では徳島市で行われている子ども食堂やコンビニエンスストア、他省庁と取り組んでいる事例やどういった視点で取り組みを行っているか、についてお話します。自治体と協働事業を考えている企業様や取り組みをスタートしたい自治体様などのヒントになるお話をしたいと考えています。
内藤 佐和子 氏
徳島市長
パネルディスカッション(17:00-17:45)
ロート製薬・良品計画に聞く 地域との共創・協働
ヘルス&ビューティー事業(ロート製薬)や「無印良品」の展開(良品計画)に留まらず、地方創生などの地域の社会課題にも事業を通じて取り組む2社。「食」や「農」の観点で、地域社会が抱える課題とそれらの課題に対する共創・協働事例についてディスカッションを行います。
山田 邦雄 氏
ロート製薬株式会社
代表取締役会長
長田 英知 氏
株式会社良品計画
執行役員(ソーシャルグッド事業部管掌)
[モデレーター]
関藤 竜也
株式会社クラダシ 代表取締役社長
クロージングトーク
関藤 竜也
株式会社クラダシ 代表取締役社長
たくさんのお申し込み
ありがとうございました。
出雲 充 氏 (いずも みつる)
株式会社ユーグレナ
代表取締役社長
駒場東邦中・高等学校、東京大学農学部卒業後、2002 年東京三菱銀行入行。2005 年株式会社ユーグレナを創業、代表取締役社長就任。世界初の微細藻ミドリムシ(学名:ユーグレナ)食用屋外大量培養に成功。
世界経済フォーラム(ダボス会議)ヤンググローバルリーダー、第一回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」、第五回ジャパン SDGs アワード「SDGs 推進本部長(内閣総理大臣)賞」受賞。著書に『僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。』(小学館新書)『サステナブルビジネス』(PHP 研究所)経団連審議員会副議長、内閣官房知的財産戦略本部員、経産省 SDGs 経営/ESG 投資研究会委員、ビル&メリンダ・ゲイツ財団 SDGs Goalkeeper
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