開催概要

私たちのくらしを支え、彩り豊かなものにしていく「食」は、地球環境や、農業・水産業・食品製造業をはじめとした食料サプライチェーンに携わる多くの人びと、社会基盤の上に成り立っています。今年、2015年の国連サミットで定められたSDGsの達成期限まで残り7年となるなか、気候変動や生物多様性といった環境問題や健康・栄養についての課題、食料安全保障など、「食」に関わるサステナビリティ課題は対応待ったなしの状況になっています。

一方で、そんな「食」のサステナビリティ課題に対して、社会の枠組みやパーパス、企業間・官民での共創・協働、フードテックなどのイノベーションを通じた企業の取り組みも日々アップデートされています。

第2回となる本イベントでは、昨年に引き続き、「食のサステナビリティ共創・協働」をテーマに、セッションやネットワーキングなどを通じて時代が求める経営・思考のポイントや、さまざまな取り組みの先進事例、協働事例を発信するとともに、「食」の課題の認知向上と解決に寄与する機会の提供を目指します。

株式会社クラダシ 代表取締役社長 関藤 竜也

関藤 竜也
株式会社クラダシ 代表取締役社長

講演プログラム

13:0013:05

オープニングトーク

関藤 竜也

関藤 竜也
株式会社クラダシ
代表取締役社長

13:0513:30

食とサステナビリティ経営

基調講演

食品業界とサステナビリティ

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いまや、国際社会でエネルギー業界と並び、サステナビリティが危惧される二大テーマの一つとなった食品業界。社会の関心事はどこへ向かっているのか。長期展望を捉えたときに、食品業界にとってどのようなゴールが求められていくのか。国内外の最新の動向をまとめてお話しします。

夫馬 賢治 氏

夫馬 賢治
株式会社ニューラル
ニューラルCEO/信州大学特任教授/AGBIOTECH株式会社社外取締役

13:3014:00

食とサステナビリティ経営

基調講演

味の素グループのASV経営
~サステナビリティの推進~

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味の素グループは、今年進化させた志(パーパス)の実現に向けて、社会価値と経済価値を共創する取り組み=ASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)の実行力をあげていきます。そのための無形資産強化の取り組み、特に人的資本の強化施策等をサステナビリティの取り組み事例とともにご紹介します。

藤江 太郎 氏

藤江 太郎
味の素株式会社
取締役 代表執行役社長 最高経営責任者

14:1515:05

食品業界の人的資本経営

パネルディスカッション

これからの食品業界に向けた人的資本経営の挑戦

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近年話題となっている人的資本経営。日本の食を支える食品業界にとっても必要不可欠な経営のキーワードです。バズワードで終わらせないために、業界をリードする各社の考え方や事例をお伺いしながら、次世代の食品業界のあり方についてディスカッションしていきます。

山口 恭子 氏

山口 恭子
株式会社明治
人財開発部 部長

徳谷 智史 氏

徳谷 智史
エッグフォワード株式会社
代表取締役社長

藤川 宏 氏

藤川 宏
キリンホールディングス株式会社
執行役員/CSV戦略部長

徳山 耕平

[モデレーター]

徳山 耕平
株式会社クラダシ
取締役執行役員CHRO

15:0515:30

世界・日本における食の社会課題

基調講演

環境とフードシステム

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食を巡る社会、経営・経済、環境等の諸課題を解決するためには、「生産-加工・流通-消費」を担う主体(企業等)の相互関係を一つのシステムとしてとらえ、幅広い視点から分析する必要がある。近年、環境課題(金融、税制、ESG等)が山積し、目まぐるしく企業活動の与件変動が起こっている中でフードシステムの担い手のあるべき方向性を探る。

櫻庭 英悦 氏

櫻庭 英悦
高崎健康福祉大学
特命学長補佐・農学部客員教授

15:3015:55

世界・日本における食の社会課題

企業講演

食の持続性の実現
~共に考える 酪農乳業の未来~

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雪印メグミルクグループは、2025年に創業100周年を迎えます。創業当時、創業者たちは「国内における安定的で豊かな食生活の充実」という社会課題に向け「酪農乳業」の連携・企業化を進めました。私たちは次の100年に向けて、現代の社会課題である「食の持続性の実現」に向けた取組みを進めます。今回は、皆様と酪農乳業の大きな課題について共有させて頂きたいと思います。私たちと共創頂ける企業・大学などからのご連絡をお待ちしています。

森 隆志 氏

森 隆志
雪印メグミルク株式会社
常務執行役員

16:1517:05

食に関わるB Corpのパーパス経営

パネルディスカッション

サステナブルな未来を創るパーパス経営とB Corpの可能性

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サステナブルな企業活動を行ううえで、今、なぜパーパスが重要なのか、パーパス・ウォッシュを避けるために何が必要かについてディスカッションします。また、B Corp認証の取得が企業に与える影響についても解説します。B Corp認証取得企業であるダノン・ジャパンとクラダシの事例を通じて具体的なアプローチを紹介し、パーパスドリブン経営を支援する博報堂の知見を提供します。

大楠 絵里子 氏

大楠 絵里子
ダノンジャパン株式会社
コーポレートアフェアーズ本部長

中野 奈緒子

中野 奈緒子
株式会社クラダシ
サステナビリティ推進室室長

吉田 啓一 氏

吉田 啓一
株式会社博報堂
MDコンサルティング局 マーケットデザインコンサルタント

佐藤 友亮 氏

[モデレーター]

佐藤 友亮
株式会社博報堂
第五ビジネスデザイン局 部長
生活者エクスペリエンスクリエイティブ局 ビジネスデザイナー

17:0517:50

食のサステナビリティ デザイン

基調講演

進化思考
〜気候変動と食の持続可能性についてのデザイン〜

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食の未来について、オーガニックファームのブランディングなど様々なプロジェクトを手がけてきたデザインストラテジストの太刀川英輔。彼の提唱する自然の原理から持続可能な創造性を学ぶ「進化思考」は、ユネスコでの講演や台湾デザインミュージアムでの展示など、世界各国での出版によってムーブメントを起こしつつあります。この講演では、食の持続可能な未来をテーマに、太刀川氏と新たな食産業の可能性について考えます。

太刀川 英輔 氏

太刀川 英輔
NOSIGNER(ノザイナー)
NOSIGNER代表 / JIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会)理事長

17:5018:05

食と社会のイノベーション

基調講話

食と社会のイノベーション

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「食べることは生きること(We are what we eat)」です。食べ物を無駄にしないことは、未来の私たちの「生きる」に直結します。食品ロスの削減は、持続可能な未来を創るうえで、1丁目1番地です。「消費」者から「生活」者への意識革命、そして「サプライチェーン」から「サステナブルサークル」への発想の転換が求められているのではないでしょうか。私からは、そのような問いかけをさせていただきます。

名和 高司 氏

名和 高司
京都先端科学大学教授 兼 一橋大学ビジネススクール客員教授

18:0518:10

クロージングトーク

関藤 竜也
株式会社クラダシ 代表取締役社長

5階では、パネルディスカッション・ネットワーキングなどを予定しております。ぜひお立ち寄りください!

13:3014:30

食品ロス削減推進 自治体限定セッション

情報交換会

地方自治体 食品ロス削減推進担当

※このセッションは、自治体所属者のみ参加申込が可能です。

14:4515:30

食のイノベーション スタートアップセッション

パネルディスカッション

持続可能なフードシステムへのソリューション

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リサイクル可能な紙パック入りのミネラルウォーターを展開するハバリーズ、おいしい植物肉「ミラクルミート」を開発・販売するDAIZ、農産物アップサイクルに取り組むグリーンエース。気候変動への対策や資源の最大活用という持続可能なフードシステムにとって必要不可欠なテーマに、イノベーションや技術で取り組むスタートアップ3社の挑戦について深堀りしていきます。

矢野 玲美 氏

矢野 玲美
株式会社ハバリーズ
代表取締役

広川 学 氏

広川 学
DAIZ株式会社
取締役営業推進部長

中村 慎之祐

中村 慎之祐
株式会社グリーンエース
代表取締役

村田 靖雄

[モデレーター]

村田 靖雄
オイシックス・ラ・大地株式会社 /
Future Food Fund株式会社
ファンドマネージャー

15:3016:15

食のイノベーション スタートアップセッション

パネルディスカッション

食の未来を拓く身近なイノベーション

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地域のパン屋さんが抱える課題を独自の冷凍技術とITで解決するパンフォーユー、家庭料理のテイクアウトステーションを展開し、子育て家庭の食卓をサポートするマチルダが登壇。持続可能性と利便性の融合による食の社会課題解決の新たなアプローチやフードロス削減の仕組みをご紹介します。サービスがどのように社会課題に応え、食の未来を形作っていくのか、一緒に考えていきましょう。

矢野 健太 氏

矢野 健太
株式会社パンフォーユー
代表取締役

福沢 悠月 氏

福沢 悠月
株式会社マチルダ
Co-Founder COO

河村 晃平

[モデレーター]

河村 晃平
株式会社クラダシ
取締役執行役員CEO

ネットワーキング(18:30~20:00)

参加者・登壇者とのネットワーキングをお楽しみください。

18:3020:00
座談会

食品サプライチェーンのイノベーション

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サステナブルな食品サプライチェーンの実現に向けて、小売業の役割、産業連携、生活者も含むステークホルダーへの期待に焦点を当てます。ベイシアという小売企業が果たす役割と、食のサステナビリティへの取り組みの紹介を通じて、私たちができる具体的な行動について座談会形式で共有します。

名和 高司 氏

名和 高司
京都先端科学大学教授 兼 一橋大学ビジネススクール客員教授

相木 孝仁 氏

相木 孝仁
株式会社ベイシア
代表取締役社長

関藤 竜也

関藤 竜也
株式会社クラダシ 代表取締役社長

本イベントは終了いたしました。
たくさんのお申し込み
ありがとうございました。

インフォメーション

フォーラム会場では展示ブースなどもお楽しみいただけます。
※書籍の販売やパネル紹介、配布物もご用意しております。

  • 書籍販売・情報コーナー

    本フォーラムにもご登壇いただく夫馬賢治 氏、櫻庭英悦 氏が著作された書籍を販売。その他、サステナビリティ経営・人的資本経営に役立つ資料などを配布しています。食のサステナビリティ課題についての知識の深堀りにご活用ください。

  • 協賛企業による展示

    三井不動産株式会社が支援するEarth hacks × 味の素のプロジェクトを始め、株式会社エービーシースタイル、象印マホービン株式会社などのアップサイクルやフードロス削減の先進的な取り組みをご紹介します。

  • コーヒー・スナック提供(4・5階)

    無料でお楽しみいただけるコーヒーポットやスナック提供サービスをご用意しています。セッションの合間の休憩とともに、展示ブース見学や他の参加者の皆さまとのお気軽な交流をお楽しみください。

  • ネットワーキング(5階)

    5階で18:30よりネットワーキングを開催。30分間の座談会ののち、登壇者・参加者の方々との情報交換をお楽しみいただけます。
    また、「チカバキッチン東京八重洲」とコラボレーションし、玉乃光酒造株式会社の酒粕パウダーなどのもったいない食材を活用したお食事とドリンクをご用意しています。今後の共創・協働のきっかけづくりに是非、ご参加ください!

協賛企業

  • 三井不動産株式会社
  • 株式会社日本食糧新聞社
  • 株式会社エービーシースタイル
  • 博報堂 HAKUHODO Inc.
  • 株式会社ソウゾウ
  • 池田泉州銀行
  • 一般社団法人日本能率協会
  • NEC
  • 東洋証券株式会社
  • 雪印メグミルク株式会社
  • 象印マホービン株式会社
  • 西部ガスグループ ECOTO
  • 玉乃光酒造株式会社
  • 味の素AGF株式会社
  • ダノンジャパン株式会社
  • ダイドードリンコ株式会社
  • 株式会社ロッテ

後援

  • 農林水産省
  • 環境省
  • タイトル食のサステナビリティ共創・協働フォーラム 2023
  • 日時2023年10月26日(木) 13:00~20:00
  • 会場@東京ミッドタウン八重洲カンファレンス
  • 参加費セッション:無料(定員800名予定)
    ネットワーキング:税込5,500円 /人(定員80名予定)
  • 主催株式会社クラダシ
  • 対象食品関連企業にお勤めの方、SDGsやサステナビリティ、地方創生や食品業界のイノベーションに
    取り組まれている方、経営・組織開発、サステナブルデザイン、マーケティングなどに関わる方々